D.A.N. D.A.N.

D.A.N.

2014年に、櫻木大悟(Gt, Vo, Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求した音楽を展開。2015年、16年には、FUJI ROCK FESTIVALへ出演。ほかにもジェイムス・ブレイクやザ・エックス・エックスといった海外アーティストの来日公演でオープニング・アクトを務める。2017年には、初の海外公演をロンドンで行い称賛を浴びる。また、滞在中にフローティング・ポインツのスタジオで制作活動を行い、ジャイルス・ピーターソンのラジオ番組Worldwide FMにも出演している。2018年にはセカンドアルバム『Sonatine』をリリースした。

櫻木:仮に自分が好きなアーティストがこういう企画をやっていたら、自分もそのレコードを注文するだろうなと思います。それに、もし僕らが選ぶレコードを欲しいと言ってもらえたら、すごく素敵だなと思いました。何が出てくるか分からない感じも面白い。ガチャポンみたいで。

川上:一通り自分のやり方で音楽を探してきた人にも、いいかもしれないですね。

市川:好きなアーティストにオススメしてもらうという、新しい形なんじゃないかなと思って、すごくいいと思いました。好きな人が聴いているものからどんどん掘っていけるという。

——皆さんの周りにはレコードで音楽を聴いている人はいますか?

市川:僕らの周りは音楽好きな人が多いからレコードで聴く人もいるけど、学校の同級生とかは、家にレコードプレイヤーもない人も多いんじゃないかな。レコードを買うときに今の若い人はどう買っていいか分からないし、好きなアーティストの作品を飾るためだけに買う人も多いと思います。

川上:どうせなら大きいの買おう、CDよりでっかい方がかっこいいじゃん、みたいな。

櫻木:それにこの仕組みすごいよね。針落としたらさ、音が鳴るってさ。

市川:溝が実際にあるっていう。

左から市川仁也(Ba)、櫻木大悟(Gt, Vo, Syn)、川上輝(Dr)。

—— D.A.N.もレコードでもリリースされていますよね。レコードというメディアについてどう思われますか?

櫻木:より愛着を持って聴いてくれてる感じがします。あとはリミックスが入っていたりだとか、そうゆうのはCDとか配信でもあるけど、また違う反応があったのかなと思います。

川上:デジタルだと親指一本で飛ばせちゃうんで、頭から最後まで聴くっていうことをあまりしない気がする。レコードだと針を落としたら流れるし、途中で先に飛ばしたりとかはあんまりしない。そういうので、意外と10分ってこんな感じなんだって思うことがある。

市川:コーヒーとか豆を買って自分で挽く人とかいるけど、そうゆう手間を好む人は好きかもしれないですね。

櫻木:もう音源を買わなくなっちゃったんですよね。データもそうだしCDも買わなくなっちゃった。でもやっぱりレコードは一番いいインプットになるかなと思います。じっくり一曲を聞くから。あとはピッチを変えたりとかすると、これも面白いかもとか。いろんな発見があるから。面白いっすね。

市川:お店行って買うのは、なんかいいよね。でっかい袋に入れてもらって。それに重いし。その重いさが何か買ったぞっていう感じがするし。値段もCDと数百円しか変わらない。だったらレコードで買って、家で聴くのを楽しむ会とか開催したり。ものを楽しむ精神としてすごい原始的だなって。

メッセージカードを描くD.A.N.のメンバー。

——よく行くレコードショップはありますか?

櫻木:東京はTECHNIQUE、大阪はNEWTONE RECORDSに自分が好きなの音源があって。COMPUMAさんていう方がコメントをあげていて、それをネットでよく見ています。

市川:もともと好きな音源はヤフオクで探したりしますけど、遠征に行ったときに大悟に付いて行っNEWTONE RECORDSに行ったり。あとはよく行く街とかでなんとなく入ったり。

櫻木:ツアー先とかね。ロンドンのレコ屋にも行ったね。

市川:よかったなぁ〜、高かったけど。

櫻木:すげーすすめられて、買わなきゃいけないのかなって感じになっちゃうんですよ。買わなかったけど。タイのマーケットにあったレコード屋もよかったです。とくにダンスホールの7インチは良かったんで、何枚か買って帰って。僕らの曲でも、ちょっとぽいのとかあるんですよ。ダブじゃなくてダンスホールっぽいの。あんまり意識して作ってないんですけど。

——それでは櫻木さんから、今日持参いただいたレコードの紹介をお願いします。

トニー・アレン『Ole』(写真右)

櫻木:トニー・アレンの曲をモーリッツォがリミックスしていて。

川上:まじ? そんなかっこいいのあるの?

櫻木:これは僕の人生のテーマソング。大好き! 市川:これ、唐辛子?

櫻木:そうだね。ハバネロ的な。

川上:ハバネロ、いいかもね。今度ハバネロっていう曲作るか(笑)。あとレコードの真ん中のデザインはやっぱりセンスが出るよね。みんなスタンプとかやったり。


タンドーリ『World Tour 1』(写真中)

櫻木:最近買ったやつで、トライバルなハウスですね。パーカッションがひたすら鳴ってて異国情緒があります。ジャケットにもアラビア文字とか入ってたり、スプーンがデザインされていたりユーモアもある。


オーバーモノ『RAFT LIVING』(写真左)

櫻木:ロンドンの2人組でXL Recordingsからよくと出しているアーティスト。これはPoly Kicksって別のレーベルから出してて、UKだなぁって感じのレコードですね。シングルですけど、最近買ったもので好きでした。

——では次は川上さん。

レッド・ツェッペリン『Candy Store Rock』(写真左)

川上:僕はこちら、レッド・ツェッペリン。

櫻木:すごいところからきたね。

川上:初めてレコードで聴いた音楽がこれ。これがツェッペリンで一番好きです。一曲目が10分半あるんだけど、めちゃくちゃかっこいいです。これぞバンドって感じ。

櫻木:ジャケットかっこいいなぁ。


F.S.ブルーム & ニルス・フラーム『Tag Eins Tag Zwei』(写真右)

川上:落ち着ける一枚。タワレコで最近買ったやつかな、一押しです!
ジャケのデザインもおしゃれ。

櫻木:これ、めちゃくちゃいいよね。

——では、最後に市川さんお願いします。

ザ・ラウンジ・リザーズ『BIG HEART』(写真左) 市川:ニューヨークのニューウェーブ、ジャズグループです。これはヤフオクで買いました。

櫻木:サイン入りをヤフオクで買ったの?

市川:「あ、サイン入りあるわ」って買ったら、「To ETSUKO」ってなってて……

櫻木:世界に一枚しかないよ、To ETSUKO(笑)。これLive in Tokyoじゃん。

市川:そう。東京でやった時の。ラウンジ・リザーズがもともとすごく好きで、レコードでも欲しいなと思って。どこのレコードショップに置いてあるか分からなかったから、ヤフオクで一発ぱちっと落札して。


ボーンロルム『Boonlorm Edits』(写真右上) 市川:詳細は僕もあまり分からないんですけど、これは確かスティーヴ・ライヒのオマージュ的な作品。限定プレスされていたものを、たまたま友達に教えてもらって予約して買いました。でも発売日になっても全然こなくて、忘れた頃に届いて(笑)。聴いてみたらめちゃよかった。ジャケットも手作り感があって良くて。自分で切ったんかってぐらい雑で(笑)。曲は、すごくミニマル。マリンバだけでライヒの曲を一曲リアレンジしたり。


リズム&サウンド『TRACE / IMPRINT』(写真右下)

市川:なんて言っていいか……、でもかっこいいんですよね。ちょっとアンビエントチックというか。気持ちいい感じなんで、家でずっと流しておけるような。

櫻木:シンプルの極みだな。

——皆さん最初に影響を受けた音楽を教えてください。

川上:ツェッペリンですかね。違うもん聴いてやろうみたいな時期あるじゃないですか。なので中学ぐらいにツェッペリンとか聴いてましたね。

櫻木:僕はASIAN KUNG-FU GENERATIONかな。そこから広がった感じがしますね。外タレを呼んでフェスとかやってたし。それでいろいろ知った。そこはキーポイントだったかな。

市川:僕も大悟と同じでASIAN KUNG-FU GENERATIONとか。ライブに行ったのもアジカンが初めてだし。そっから自分でバンド始めて。

櫻木:流行ってたんだよね、中学で。

——皆さんの出会いを教えてもらえますか?

川上:高校の友人の友人がドラムを探していて、一緒にやることになって。初めてスタジオに行ったら仁也がいて。仁也とはそこで初めて会って、バンドを始めて。仲のいいもうひとつのバンドに大悟がいました。

櫻木:2人がやってたバンドはすごくかっこよかった。エキセントリックで、イかれてたよね。おかしかったね。

川上:今、聴いたら爆笑します。

市川:日本のアンダーグラウンドらしいていうか。Frictionみたいな。

川上:トーキング・ヘッドとかにも憧れてましたね。

櫻木:あとNUMBER GIRLとか。あの辺を真似してました。アークティック・モンキーズとかね。

市川:歌い方もロックだったよね。

櫻木:こんなファルセットが出るなんて、誰も知らなかった。真逆っすね(笑)。マジでウォーーーって言ってましたから。

—— D.A.N.としては、最初から音楽性は変わっていませんか?

櫻木:そうかも。最初からこんな感じだったとは思います。

——今回みなさんは、どのような音楽を選ぼうと思っていますか?

川上:アップルミュージックとかで普段聴いているようなものの中から、レコードで出している人を探してみようと。

櫻木:僕は、新譜。最近出たものの中から選びたいかなと思ってて。

市川:どうゆう人が申し込んでくれるかにもよると思うんですけど、たとえばレコードは買わないって人に向けるとしたら、全然知らないアーティストとかでもパッと見のジャケットで、音楽も良さそうって思えるもの。聴くまでも楽しそうなものがいいですね。

——最後に今後の予定を教えてください。

櫻木:12月20日にスタジオコーストで『Sonatine』のツアーファイナルがあります。2018年はイギリスも行ったしアジアもまわって最後は東京で今年の集大成を。今までで一番大きい会場でのワンマンなんで、有終の美を飾れたらなと思っております。やっぱりワンマンっていう長さで見てもらいたいので、映画を観る感覚で、ライブに来てもらえたらと思います。

THREE1989

西暦1989年生まれの3人で構成されたエレクトロバンドTHREE1989(読み:スリー) Shohey(Vo)の圧倒的な歌唱力と美声、Datch(DJ)が生み出す、時にアッパーで時にディープなグルーヴ、Shimo(Key)の様々な楽器を使いこなす高いアビリティを駆使しパフォーマンスを行う。 1970~80年代のR&B、ジャズ、ロックなどに感銘を受けたメンバーが創り出す、現代的なサウンドの中に当時の懐かしさを感じる、ニューノスタルジックな楽曲が特徴。 INTERVIEW

真行寺貴秋(BRADIO)

日常の世界(Rule)に、素敵な時間・空間のイメージを加え(Do Image On)、良き変化(Break)を与えるがバンド名の由来であり「日常に彩りを加えるエンターテインメント」をコンセプトに結成された真行寺貴秋(Vo)、大山聡一(G)、酒井亮輔(B)からなるファンキーなバンド BRADIO。『音楽って素晴らしい』を共有したい。Are You Ready Funky Party People!!2010年結成。2017年10月シングル「LA PA PARADISE」でワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー。2018年7月に最新アルバム「YES」をリリースし、9月からは全国21都市をめぐるアルバムツアー「YES Release tour 2018〜ORE to OMAE de BOOM BOOM BOOM〜」を開催。2019年5月からは初となる47都道府県ツアーをスタートさせる。 INTERVIEW

新羅慎二(若旦那)

2003年に湘南乃風のメンバーとして「若旦那」名義でミュージシャンデビューし、 2011年よりソロ活動をスタート。自身のアーティスト活動の他にもプロデュースや作詞という形で加藤ミリヤ、関ジャニ∞、JAMOSAといった様々なアーティストの作品に参加。2018年からは本名「新羅慎二(Nira Shinji)」名義での活動を始めた。2018年12月に上演されたフラメンコ舞踊劇「Ay 曽根崎心中」への出演をきっかけに、フラメンコのカンテ(唄)での表現を追究している。2017年には本格的に俳優としての活動をスタートさせ、テレビドラマや映画、舞台にも出演。ラジオパーソナリティや漫画原作、雑誌『BARFOUT!』や『SENSE』での連載、イラストや絵画にも表現の幅を広げて活動。さらにムコ多糖症候群患者の支援活動や自然災害被災地の支援活動を継続的に行っている。 INTERVIEW

コムアイ(水曜日のカンパネラ)

アーティスト。1992年、神奈川生まれ。音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」でのミュージシャン活動の他に、映画『猫を抱くもの』に出演するなど、モデルや女優、ナレーターなど様々なジャンルで活躍。2018年6月、EP「ガラパゴス」をリリース。同ツアーではアジア10都市を巡るなど、海外にもフィールドを広げている。 INTERVIEW

D.A.N.

2014年に、櫻木大悟(Gt, Vo, Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求した音楽を展開。2015年、16年には、FUJI ROCK FESTIVALへ出演。ほかにもジェイムス・ブレイクやザ・エックス・エックスといった海外アーティストの来日公演でオープニング・アクトを務める。2017年には、初の海外公演をロンドンで行い称賛を浴びる。また、滞在中にフローティング・ポインツのスタジオで制作活動を行い、ジャイルス・ピーターソンのラジオ番組Worldwide FMにも出演している。2018年にはセカンドアルバム『Sonatine』をリリースした。 INTERVIEW

Ovall

Shingo Suzuki(ベース)、mabanua(ドラム)、関口シンゴ(ギター)によるトリオバンド。2009年、アルバムリリース前にも関わらず朝霧JAMに出演。翌2010年3月にファーストアルバム『DON’T CARE WHO KNOWS THAT』をリリース。iTunes HIP-HOPチャートで1位。タワーレコード bounce 年間チャートで総合8位を記録。2013年にOvallとしての活動を休止し、ソロ活動に専念する。2017年に活動を再開し、2018年に、FUJI ROCK、RISING SUN、GREENROOM、Sunset Liveといったフェスに多数出演。また、台湾での単独公演も成功させる。また、映画「ハード・コア」の劇伴やエンディングテーマ「なだらかな夜 feat. Gotch」、テレビ朝日系ドラマ「dele」の劇伴にも参加。 INTERVIEW

Yuka Mizuhara

モデルとして国内のファッション誌をはじめ、パリコレクションに出演するなど、 注目を集めているモデル / DJ。インスタグラムのフォロワーは約40万人と、 同世代の女性たちからも支持が高い。DJとしての活動の場も広げて、 英・NTS RADIOにも出演しDJミックスを配信している。 INTERVIEW